さまざまな投資家がいる

株式市場には自分の資金で株を買う個人投資家以外にさまざまな投資家が参加しています。

機関投資家

銀行、生命保険会社、損害保険会社の資金運用
銀行を金融法人、生命保険会社をセイホ、損害保険会社をソンポと分けて呼ぶこともあります。

事業法人

いわゆる企業財テク

外国人

アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどいろいろ。買いの主体もさまざま。年金系など大口の外国人投資家には常に注目が集まる

証券会社の自己売買部門

事業法人が企業財テクをするように証券会社もお金を運用して儲けを追求している

公的資金

簡易保険、国民年金、厚生年金の資金が株式市場の状態が不安定な時に買いだしてきたりする

個人投資家

自分のお金で、感情の赴くまま、好きなだけ、しかも、いつまでという期限なく運用できる唯一の投資家

仕手筋

株価の吊り上げを意図的にして、安値の時に買い集めておいた株を売り抜ける投資家
それぞれの投資家の特徴をつかみ、相場の先行きについての判断力の役に立てましょう。

和光証券常任顧問の足立真一さんから教えて頂いたことですが、「外国人が一番先に火をつけ(買いに来て)、それに国内機関投資家が続き、最後に個人が出てきて相場は終わる」という傾向があるそうです。参考にしてみてください。

年4回発行される会社四季報(東洋経済新報社)、会社情報(日本経済新聞社)の巻頭、巻末資料には日経平均採用銘柄一覧表が載っています。

それによるといろんな業種から銘柄が採用されていて、その平均値を割り出したものが日々の日経平均値なのだということがわかります。

もっとも、株式分割などで、本来の株価の上下と関係ない理由で株価が下げるような部分を排除するための計算になっています。また、採用銘柄は時々、入れ替えられます。

さて、印象として日経平均株価が下落すると「おや、株式市場は冴えないのかな?」と思う人が増えます。逆に上昇すると「株が上がって、儲かっている人が多いのだろうな!」と思う人が増えるでしょう。余り長い間株価が上昇すると「なIに、今に暴落するさ」と思う人も出てくるはずです。

日経平均株価はこのように、株式市場内外の人々に「元気ですよ」「さっぱり、元気がないのです」という印象を提供する役目がひとつ。ほかにこの日経平均を指数として対象にした先物も販売されていますので、先物やオプション取引を成功させるための投資対象としての存在価値があります。

株式投資を始めると、日経平均株価が下落しているのに自分が持っている銘柄が上昇していたり、日経平均株価が上昇しているのに自分の銘柄はまったく元気がなかったり、という体験をすることになります。

また、銘柄のクセにも気付くでしょう。日経平均が上昇している時はさえない動きをしているのに、全般が下げると一気に人気を集めて活躍し始める銘柄。あるいはその逆の動きをするもの。

できれば、次第に日経平均株価の先行きを予測する力を身につけ、平均値が下がる時期に上がる銘柄を持っているようにしたいですね。

日経平均株価から相場全体のピークを類推して、株から撤退する時期がつかめるとか、下げた時にたくさん買うなどができれば理想です。

日経平均株価の上げ下げに対して、これから上昇して行こうというなかでのことなのか、下げて行く過程でのことなのかを判断できることが大切です。

そのためにチャートで日経平均株価の様子をチエックすることをお勧めします。

日経平均株価は景気の先行指数でもあります。株式市場は現実経済より半年から2年は先行しているといわれます。株価が上昇していれば景気にも明るい話題です。逆に現在絶好調景気という時でも株価の下落が大規模でしかもなかなか回復しなければ黄信号です。

個別の株価以外の平均株価指数には代表的な日経平均株価以外では、日経500平均、単純平均株価、東証株価指数(TOPIX)などがあります。日経平均株価そのものを先物の対象にした弊害を改めようと創設された日経300もあります。

時価総額

  • 「今日の終値ベースで時価総額は○○兆円になりアメリカのニューヨーク証券取引所に継ぐ世界2位の規模になりました」などど比較したり、「今回の暴落で○○兆円かふっとんだことになります」という言い方にも使われる
  • 各銘柄の終値に発行済株式数をかけ算して算出
  • マクロの経済指標として重要
  • 企業の時価総額でその会社の規模を表す指標として使われることもある

こうした株価指数は採用銘柄の平均値から「今日は100円上昇した」「50円下落した」「6日も上昇しているのでそろそろ買い疲れが出て来るころ…」「8日連続下げなので、底打ちも間近」などというように市場の動向をニュースで伝える時に使われるほか、大局観、これから先の予想の元になります。

株式市場には「公的資金」という名前で呼ばれている国の投資資金があります。

「株は怖いから、私は郵便局の定額貯金一本やりなんですよ」 と言ってる人のお金も株式市場に流人しているのです。

もっとも郵便貯金は元本保証商品。証券会社で株を買う場合は元本非保証ですから、歴然と商品性の違いはありますが。 さて、公的資金はどんな時に株式市場に出てくるかですが、「国難」級の株式市場の暴落や低迷で機動的に出動してきます。

ただし、通常はいろいろ規制が課されている資金なので、よほどの事がないとなかなか市場には出て来ないのです。

公的資金の機動的出動は買い手不在の大変な市場に何とか喝をいれて、民間資金や外国からの投資などで市場として正常に機能するまでのいわば間繋ぎです。

「公的資金が出てくるぞI」というのは、低迷している市場に救命ボート登場のような心理を与えます。しかし、投資可能なその年度の資金を使い果たしてもなお市場が立ち直らないと「あー、通り過ぎてしまった…」という思いを与えます。